為替レート currency exchange rates 2003 5 9

円相場(exchange rate of the yen)

週足チャート(weekly chart)
 13週移動平均線(13W moving average line)は、上昇(on the upswing)。
 26週移動平均線(26W moving average line)は、上昇(on the upswing)。
 52週移動平均線(52W moving average line)は、上昇(on the upswing)。
 週足(weekly candle)は、大陽線がでました。
 残り少ない日数で円安になれば、上ヒゲのある陽線となります。
 116円前後に心理的な上値の抵抗線があります。
 これを上に抜けると、99/1の108.65、99/11の101.35が、理論的には考えられます。
 その前に、月足チャートの120月移動平均線に接触します。

為替レートにおいて、円高となると、どうなるか。
いろいろなケースを考える必要があります。
a輸出企業はどうなるか。
b輸入企業はどうなるか。
cアメリカ国債の所有者はどうなるか。
d株式市場にどう影響するか。
eオイルマネーはどう動くか。
fドル安がアメリカ国内産業にどう影響するか。

気になりますのは、ユーロ高ですね。
EUの経済は、ドイツが中心といってもいいでしょう。
そのドイツが輸出依存型の経済になっていると、困ります。
なぜ、ユーロ高になるかは新聞報道のとおり。
ドイツの財政赤字も気になりますね。
この財政赤字を支えているのは誰でしょうね。
ドイツ経済が失速すると、EUが失速する。
そうすると、マネーはどこに行くか。
ドイツ経済が失速した場合、ドイツ国内の問題も発生する。
こういうケースの場合、どうなるか。
これは、歴史書の現代史のページを見ればわかる。

みんな、為替レートについては、机上の空論ばかりしていますね。
これが、財布の中にドル紙幣が10万円相当入っていたら、どうなる。
もっと、まじめに為替レートについて考えるようになる。
これは、通貨のなかで一番美しいユーロを持っていても、わかる。
為替レートについて、議論する時は、まず、その国の通貨を所有すること。
ここから、勉強は始まる。
大人達は、既成観念に頭が固くなっているので、子供にドル紙幣とユーロ紙幣を持たせて、
社会勉強をさせることですね。鋭い指摘があると思います。
1ドルも1ユーロも、たいした額ではありません。子供の小遣いで買えます。